カテゴリ:H.R.ギーガー



14日 9月 2019
リー・トープラー(1948年-1975年5月19日)はスイスの舞台女優。H.R.ギーガー作品のモデル、ギャラリー経営者。またギーガーの恋人としてよく知られている。 ギーガーは、全裸の彼女をキャンバスにしてボディペインティングを行うなどトープラーをミューズとみなし、生と美貌を永遠化する作品を制作する。 彼女をモデルにした代表的な作品が、彼女の顔が機械と生体のバイオメカノイドで覆われた「リー・シリーズ(LiⅠとLi Ⅱ)」である。 ギーガーによれば、トープラーは「巨大な精力と生の欲望」を持った女性であり、また「太く短い人生」を望んでいたという。トープラーは、極度の情緒不安定、重度の薬物依存、肉体的苦痛に苛まれて、27歳という短い人生で終止符を打った。
14日 9月 2019
ハンス・ルドルフ・ギーガー(1940年2月5日~2014年5月12日)はスイスの画家、彫刻家、デザイナー。 冷たいバイオメカニカルな人間や機械のイメージをエアブラシで描く作風で知られる。 彼がデザインした代表作は映画『エイリアン』である。参加した特殊効果チームは1980年のアカデミー賞の視覚効果部門を受賞している。2013年にはEMP博物館の「サイエンス・フィクション・ファンタジー・ホール」へ殿堂入りを果たす。 ギーガー作品の最も特徴的な部分であり、また視覚的絵画における革新性は、肉体と機械が融合した表現である。ギーガーは自身の表現を「バイオメカニカル」と呼んでいる。 ギーガー的なイメージは後世への影響が非常に大きく、レコードアルバムのカバー、家具、タトゥーなどさまざまな形式のメディアやサブカルチャーに取り込まれている。