12日 11月 2020
ザネル・ムホリ(1972年7月19日生まれ)は南アフリカのアーティスト。また、写真、ビデオ、インスタレーションを使った視覚活動家。
ムホリの作品は、人種、ジェンダー、セクシュアリティに焦点を当て、黒人レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、インターセックスの人々を対象とした作品を発表している。
アーティストではなく活動家と自称するムホリは、南アフリカのコミュニティ全体のLGBTIのドキュメンタリーを記録している。より具体的には黒人レズビアンの闘争を記録したものと評価されている。
なお、ムホリはXジェンダーであり、自身の代名詞に「they」や「the」を使っており、それについて「人間としてのアイデンティティー」と説明している。
ムホリは、2012年にドイツで開催された世界的に有名な近現代美術展「ドクメンタ」で、レズビアンやトランスジェンダーの参加者のポートレートシリーズ『Faces and Phases』を発表し、美術界から世界的に注目されるようになった。
ムホリは2015年にドイツ・ベルセ写真賞の最終候補者リストに選ばれた。2016年には国際写真センターか