02日 3月 2019
川島優(1988年静岡生まれ)は日本の画家。
愛知県立芸術大学入学後、2014年に「損保ジャパン美術賞FACE展」に出品した作品《Toxic》がグランプリを受賞したのをきっかけに注目を集める。
コンクリート、幾何学的模様、化学元素、ほかに社会的問題など本来は無機質的なモチーフと女性や自分の内面を並列するように描写する。
川島によれば現代はテレビ、雑誌、ソーシャルネットワーキングサービスなど、視覚的な情報媒体やテクノロジーに溢れているが、川島は幼少期を緑豊かな田舎で過ごした経験から、そのような人工的で無機的な世界への違和感が心の奥底に潜んでいるという。川島の作品には、その違和感と時代現代社会の「不安」が描かれている。