カテゴリ:抽象芸術



【美術解説】ピエト・モンドリアン「コンポジション」
アーティスト一覧 · 12日 1月 2023
モンドリアンの抽象画は時代を超えて愛され、そのシンプルさとモダニズム的な抽象表現が現代のアーティストに影響を与えることも少なくない。シンプルな線、形、色で感情や感覚を呼び起こす能力は、モンドリアンが目指したものであった。普遍的で感情的なつながりを生み出そうとしたモンドリアンの芸術を解説していく。
【アウトサイダー・アート】ハンター・バイデン「すべてのものはつながっている普遍的真理」を描く
アーティスト一覧 · 28日 12月 2022
ロバート・ハンター・バイデン(1970年2月4日)は、アメリカ合衆国の芸術家、弁護士、実業家、ロビイスト。第46代アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデンの次男。 2020年に起きたスキャンダラスの後、ハンターは表舞台から姿を消し、フルタイムの芸術家へ転身。バイデンは子どもの頃から趣味で美術制作をしているが、これまで正式な美術教育を受けていないためアウトサイダー・アートに分類される。 バイデンの作品は、キャンバス、金属、日本のユポ紙などを用いて、写真、絵画、コラージュ、詩などの要素が重層的に構成されている。 また、幾何学的な抽象的なものやパターンで埋め尽くされ、草間彌生のような幻視芸術的でもある。木や葉、腕を伸ばしたような体の一部を描いた作品もある。

07日 11月 2020
フューチュラ2000(1955年11月17日生まれ)アメリカのグラフィティ・アーティスト。本名はレオナルド・ヒルトン・マクグレイ。単にフューチュラと呼ぶときもある。 1970年代初頭にニューヨークの地下鉄で違法に絵を描きはじめ、ALIなど他のアーティストとともに活動。 フューチュラの作品の最大の特徴は、グラフィティに対する抽象的なアプローチである。1980年代、当時グラフィティアーティストの多くがレタリング(文字)を中心に描いていたのに対し、フューチュラは抽象的なストリートアートを描き始めた。抽象ストリートアートの先駆者であり、その後、人気を博した。
11日 8月 2018
ポール・セリュジエ(1864年11月9日-1927年10月7日)はフランスの画家。抽象絵画の先駆者であり、ナビ派の創設者。ゴーギャンの影響を受けた綜合主義、クロワゾニムでもある。 セリュジュはパリで生まれた。ジュリアン・アカデミーに入学して1880年代なかばまで絵を学ぶ。1888年の夏にポン=タヴァンへ旅行し、ポール・ゴーギャンを中心とする小さな芸術家集団 総合主義に参加する。 ポン=タヴァンの芸術家サークルにいる間に彼が制作した《タリスマン(護符)》が代表作として知られている。これはゴーギャンの監督下で制作されたもので、純粋抽象絵画の先駆的作品であり、クロワゾニムの極端な例の作品でもある。

15日 11月 2017
ワシリー・ワシリーヴィッチ・カンディンスキー(1866年12月4日-1944年12月13日)はロシアの画家、美術理論家。美術史においてカンディンスキーは、ピエト・モンドリアンやカジミール・マレーヴィチとともに純粋抽象絵画の理論の創始者として知られている。代表的著作は抽象芸術を理論化した『芸術における精神的なもの』。 カンディンスキーはモスクワで生まれ、オデッサで子ども時代を過ごし、グレコフ・オデッサ美術大学に入学する。卒業後にモスクワ大学に入学し、法律と経済を学び、タルトゥ大学でローマ法に関する教授職を受け持っていたが、教職を捨て30歳を過ぎてから絵を本格的に学び始める。 1896年にカンディンスキーはミュンヘンに移る。アントン・アズべの私立学校で美術を学び、次いでミュンヘン美術院で学ぶ。1911年にはフランツ・マルクとともに「青騎士」を結成し、ドイツの前衛芸術運動で活躍し始める。