02日 9月 2019
《ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像》は、1474年から1478年ころにレオナルド・ダ・ヴィンチによって制作された油彩作品。38.1 cm × 37 cm。
1967年にアリサ・メロン・ブルース財団の支援を受け、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートが、リヒテンシュタイン公爵から当時の美術品最高価格となる500万ドル(2019年現在の価格に換算すると3,800万ドル)で購入。南北アメリカにおける公共の場で鑑賞可能な唯一のレオナルドの油彩作品である。
本作品は《受胎告知》とならんでレオナルドが単独で描いた初期作品の代表作の1つとみなされている。描かれているのはフィレンツェの銀行家アメリゴ・デ・ベンチの娘ジネヴラ・デ・ベンチである。