10日 5月 2020
カミラ・D・エリコはイタリア系カナダ人のマンガ家、イラストレーター、画家、美術家。ポップシュルレアリスト。現在、カナダのバンクーバーを基盤に活動をしている。
D・エリコは、「不安」という概念に関心を抱き、「不安」とを形状化し、また色や質感を与えて具現化している。マンガに最も影響を受けた造形で、タコやイカなど海中生物を中心とした少し不気味な生物がまとわりついた少女のポートレイトが特徴。
アート活動基盤の中心は美術業界、およびマンガ業界。おおよそマンガ、イラストレーション、画業の3つで生計を立てているという。ただ、非常に多作なアーティストとしてよく知られており、最近では長編映画やビデオゲームなどのエンタテイメント企業とも仕事をしたり、ライセンス事業を通じて雑貨や家具関係の仕事もしている。その彼女の膨大な仕事履歴はレジュメを参照。
仲のよい同世代のポップシュルレアリストとして、オードリー・川崎やエイミー・ソルがいる。D・エリコを含めてこの3人がヤング・ポップシュルレアリスト(1980年前後生まれ)の代表的なアーティストとみなされている。