カテゴリ:ミロ・モアレ



16日 9月 2019
「裸の自撮り フランス版」は、ドイツ在住のスイス人アーティストのミロ・モアレが、2015年7月に、フランス・パリのエッフェル塔前で全裸パフォーマンス「裸の自撮り」シリーズを敢行し、フランス当局逮捕されたパフォーマンスである。 「裸の自撮り」シリーズは、2015年から始めたミロ・モアレのパフォーマンス・アートで、裸のモアレが通行人と一緒に撮影するもの。InstagramやFacebookといったソーシャルメディにおける「自撮り文化」を風刺したもので、またモアレ自身に内在する露出による自己顕示欲を表現したものである。これまでスイスのバーゼル、ドイツのデュッセルドルフで敢行してきた。 モアレは、バーゼル、デュッセルドルフでパフォーマンスを行ったさいには、お咎めなく成功。続いてテロの厳戒態勢下にあるフランスでヌード・テロリズムを敢行。エッフェル塔をバックにして自撮りできる名所、トロカデロ広場で全裸になり、観光客と自撮りしていたところ、パリ警察は彼女を公然わいせつの容疑で躊躇なく逮捕。
16日 9月 2019
この日、モアレが行なったのは、見知らぬ人と一緒に裸で自撮りを行う「裸の自撮り:NAKED SELFIES」シリーズ。これまでと異なるのは、今回はゲリラ・パフォーマンではなく、公的補助を受けている美術館側の公式プログラムとして彼女は招待されたこと。つまり国家お墨付きヌード・アーティストとなった。

15日 9月 2019
《ミラー・ボックス》は2016年にロンドンで行われたスイスの芸術家ミロ・モアレによるパフォーマンス・アート。 胸や下半身に大きなミラーボックスを取り付けた状態で、さまざまなヨーロッパの都市を歩きまわり、見知らぬ人にミラーボックスの中に手を入れさせ、30秒間自由に胸や膣を触ってもらうというもの。 モアレによれば、このパフォーマンスは2016年にケルンで1000人以上の女性が見知らぬ男たちに襲われた事件に抗議したヌード・パフォーマンス『ケルンの大量女性暴行事件への抗議』をフォローアップするものだという。 「お互いに合意的な性的行為のシンボル」をアピールしたかったという。 ミロ・モアレは自身を「コンセプチュアル・アーティスト、画家、アート・アマゾン、心理学者」と紹介しており、これまでにヨーロッパのさまざまな都市でヌード・パフォーマンスを行なってきた。 しかしながら、ロンドンのトラファルガー広場での今回のパフォーマンスは度が過ぎた。パフォーマンスをはじめるとすぐに逮捕され、刑務所に24時間拘束されたうえ、4桁の罰金を支払いが命じられたという。
15日 9月 2019
スイスのパフォーマンス・アーティストのミロ・モアレが、2016年1月8日、ケルンのランドマークであるケルン大聖堂付近でヌード・パフォーマンスを敢行した。 「"Respect us! We are no fair game, even when we are naked!!!"(私達を尊重して!たとえ裸であっても、全く公正なゲームではない) 」という手書きのプラカードを掲げた。 ミロ・モアレによれば、このパフォーマンスは2015年の大晦日の夜、ドイツのケルンで大量に発生した性的暴行事件にもとづく女性の人権の支援を目的とした政治的主張だという。

15日 9月 2019
《裸の自撮り》は2015年にスイスの「アート・バーゼル」の公共スペースで、ミロ・モアレが行ったパフォーマンス・アート。 モアレは通行人と自撮りするが、モアレ自身は裸で撮影するというものである。このパフォーマンスは、現在のポップ・カルチャーや、InstagramやFacebookなどのソーシャルメディアにおける「自撮り文化」を風刺したものだという。 モアレは「私たちは現在、どこで、誰と、何をしているかを常に自撮りして露出している」という。つまり、多くの人はデジタル社会上に個人の重大なありとあらゆる「裸の情報」を展示しているのだと。それはモアレが公共空間で裸で自撮りするのと同じである。 さらに、自撮りでアップロードされる写真の大半は、自己顕示や自画自賛を目的としているとモアレは主張する。デジタル社会における自己露出性と自画自賛性は、そのままモアレ自身が行っているヌード・パーフォマンスと同じである。 こうした背景のもと、モアレは通行人に裸の自分と一緒に自撮りすることを要求する。通行人は嬉しそうに彼女の裸体に親密に寄り添う。「これが親密性の最高レベル」だとモアレは主張す
15日 9月 2019
ミロ・モアレ(1983年5月7日生まれ)はスペイン・スロべニア系の両親を持つスイスの現代美術家、モデル。スイス在住だが、おもにドイツのデュッセルドルフを基盤に芸術活動をしている。 スイスのベルン大学で美術と心理学を専攻し、マグナ・クム・ラウデ(成績上位者)を受賞して卒業している。《PlopEgg》《The Script System No.2》《Mirror Box》などのパフォーマンス・アート作品がよく知られている。 2013年ごろから公共空間でのヌード・パフォーマンスで注目を集めはじめる(正式には2007年から活動している)。2015年の「アート・バーゼル」でゲリラ的に現れてヌード・パフォーマンスを行い、話題を呼んだ。 モアレは自身の芸術の立ち位置について、意図的にアートとポルノの境界線上にあると主張している。彼女のウェブサイトで「無修正」と記載された動画は有料で視聴することができる。 モアレは芸術に制限はないべきもので、唯一受け入れる制限があるとしたら「死」とはなしている。モアレはマリーナ・アブラモビッチやヨーゼフ・ボイスから影響を受けている。