24日 1月 2018
ヘンリー・ピーチ・ロビンソン(1830年7月9日-1901年2月21日)はイギリスの写真家。
ピクトリアリストで、複数のネガや印刷物を結合して1つにする合成写真の先駆者として知られており、ファインアートでは初期モンタージュの代表と認識されている。ロビンソンは報道写真や芸術として写真を扱う議論に精力的に参加した。
ロビンソンは19世紀なかばのイギリスにおいて、最も有名な写真家の一人である。芸術写真を探求する団体「ロイヤル写真協会」の副会長であり、名誉会員。ライバルグループで、後にアメリカの写真グループ「フォト・セセッション」に影響を与えた「リンクト・リング協会」の初期会員でもある。
最も有名な写真作品である1858年の《色褪せ》。陰鬱さや病的なイメージをオシャレな雰囲気にした合成写真である。なお、ロビンソンは絵画ではラファエル前派や美術批評家ジョン・ラスキンの信者であったため、彼の写真にはそのような影響が表れている。