18日 8月 2020
《自画像》は1500年にドイツのルネサンス期の画家アルブレヒト・デューラーによって制作された油彩パネル画。1500年初頭、彼の29歳の誕生日直前に描かれたこの作品は、彼が描いた3点の自画像の最後のものである。
美術史家は、デューラーの自画像の中でも最も個人的であり、象徴的であり、複雑なものとみなしている。
この自画像は、それ以前の多くのキリスト肖像に似ているという点でも、最も注目すべきものである。
美術史家は、その対称性、暗い色調、画家が直接鑑賞者と向き合い、祝福するかのように両手を胸の真ん中に挙げている様子など、宗教画の慣習との類似性を指摘している。