カテゴリ:ダイアン・アーバス



【作品解説】ダイアン・アーバス「一卵性双生児」
作品解説 · 07日 1月 2025
「みんな違っていて、それこそが私が愛するもの」。風変わりな被写体たちを独自の視点で切り取った写真家、ダイアン・アーバス。その代表作『1967年ニュージャージ州ローゼルの一卵性双生児』は、同一性と個性、正常と異常が交錯するアーバスの世界観を象徴しています。この一枚に込められた物語と彼女の視点を紐解いてみましょう。
【美術解説】ダイアン・アーバス「双子の写真で有名な写真家」
アーティスト一覧 · 21日 7月 2019
ダイアン・アーバス(1923年3月14日-1971年7月26日)はアメリカの写真家、作家。 ジョエル・ピーター・ウィトキンと同じく、小人、巨人、両性具有者、身体障害者、双子、見世物小屋芸人など、アウトサイダーな人々や隔離的な場所に押し込められる人々をシュルレアリスティックに撮影した写真表現で知られている。 アーバスにとって写真は「やや冷徹に、やや不快」に表現する最適な道具であり、また真実を緻密に明らかにするという信念がある。 アーバスには被写体自身が自分に対して抱いてるナルシスティックなイメージと、自分が被写体に対して抱いているイメージの違いを意識して撮影する姿勢があり、そのため、彼女は被写体に対して正面姿勢で、真正面から、直接的に強いストロボ・ライティングを行なう。 この撮り方は人によっては非常に冷酷な演出を行うため、アーバスに写真を撮られるということは、本来よりも美しく虚飾されるのではなく、まったく逆ですべてを暴き出されるということになるという。