16日 1月 2018
オキーフの初期作品のマスターピースの1つとされている。オキーフは1924年から花に焦点を当てた絵画作品を制作し始めており、本作品はそのシリーズの1つである。実際のサイズよりも、かなり拡大された形で花びら描かれており、普段、鑑賞者が見落としがちな花弁の詳細を観察することができる。
オキーフは本作を制作するためにさまざまな色を使っているが、全体的には暗い色合いに焦点を当てている。花の上の花弁を詳細に描くのにピンク、グレー、白を使用し、また下の花弁を描写するのにブラック、紫、栗色を使っている。白や明るい色を外側に使うことで、光源がなくても内側が明るく見えるように描いている。