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【美術解説】カミーユ・ピサロ「印象派と後期印象派の両方で活躍」
アーティスト一覧 · 06日 8月 2018
カミーユ・ピサロ(1830年7月10日-1903年11月13日)は、デンマーク植民地時代のセント・トーマス島で生まれたデンマーク系フランス人画家。印象派および新印象派の画家。 1874年から1886年の間に8度開催された印象派展すべてに参加した唯一の画家。ピサロの美術史における重要性とは、前期印象派と後期印象派の両方に貢献したことである。 ピサロは、ギュスターヴ・クールベやジャン=バティスト・カミーユ・コローなど、偉大な先駆者から学ぶ。その後、印象派展に参加しつつ、54歳で新印象派のスタイルを採用し、ジョルジュ・スーラとポール・シニャックらとともに印象派の発展に貢献する。 ピサロは、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌ、ヴィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンら4大後期印象派の父親的立場としても活動。ポール・スザンヌは「彼は私の父のような存在だ。相談できる男で、良君主のようだった」と話している。また、ピサロはポール・ゴーギャンの絵の師匠でもあった。