18日 1月 2018
アルベール・グレーズ(1881年12月8日-1953年6月23日)は、フランスの画家、理論家、哲学者。自称キュビズムの創設者。グレーズは、ジャン・メッツァンジェとともに1912年にキュビスムの理論書『キュビスムについて』を著し、セクションドールのメンバーとして活動する。エコール・ド・パリシーンの形成にも影響を与えている。
オランダの前衛運動デ・ステイルのメンバーとしても活動しており、彼の理論書の多くはフランスよりも隣国のドイツで評価を高め、のちのバウハウスの創設に、グレーズの理論は多大な影響を与えている。
グレーズは1915年から1918年にかけて、ニューヨークに移住して4年の重要な年月を過ごしている。この時期にアメリカの近代美術の創設にも重要な役割を演じ、ニューヨークを基盤にして活動していたアメリカの芸術家連盟「独立芸術家協会」の会員としても活躍した。
1920年代半ばから1930年代にかけて、彼のエネルギーの多くは、絵画制作よりも著作活動に多く注がれる。1923年『絵画と法律』、1932年『塑性意識に向けて 形と歴史』、1937年『ホモセントリズム』などが代表的な著作物である