カテゴリ:アール・ヌーヴォー



03日 7月 2019
アルフォン・マリア・ミュシャ(1860年7月24日-1939年7月14日)は、チェコの画家、イラストレーター、グラフィックデザイナー、アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られている。広告、ポストカード、ブックデザイン、ステンドグラスなど幅広いジャンルで活躍。 アール・ヌーヴォー様式が流行していたパリの「ベルエポック」時代、大女優サラ・ベルナール主演の舞台『ジスモンダ』の宣伝ポスターで大きなセンセーショナルを巻き起こし有名人となる。以後、ポスターをはじめ、装飾パネルなど数々の耽美で幻想的な女性イラストレーションを制作し、アール・ヌーヴォーの巨匠としての地位を確立。 1900年に開催されたパリ万博は、ミュシャ様式を世界に広めた重要なイベントで、またアール・ヌーヴォーが勝利した展覧会と称されるほど、このベル・エポックの時代はアール・ヌーヴォーの絶頂期だった。
26日 2月 2019
ウジェーヌ・グラッセ(1845年5月25日-1917年10月23日)はスイス人装飾芸術家。ベル・エポック時代にフランスのパリでブックデザインやポスターデザインで活躍し、アール・ヌーヴォーの先駆けと見なされている。 父親は飾り棚のデザイナー、製作者、彫刻家だったので、幼少時から芸術的環境で育つ。フランソワーズ・ボシオンのもとでドローイングを学び、1861年には建築の勉強をするためにチューリッヒへ移動。卒業後、エジプトを訪れ、そこで膨大な数のポスターデザインを見る。このエジプト旅行の体験がのちに、グラッセの創作源泉となった。

10日 8月 2018
アール・ヌーヴォーは、1890年から1910年にかけてヨーロッパ全体で人気を博した国際的な芸術運動。特に家具、ファッション、建築、工芸品、グラフィックデザインなど装飾芸術として発展した。 英語ではフランス語名「Art Nouveau」から『new art(新しい芸術)』と呼ばれるが、国によって呼び方は異なる。花や植物の自然に見られる形状や構造、および緩やかな曲線に影響を受けているのが共通した表現方法で、当時の芸術家たちは自然環境との調和を試みようとしていた。 アール・ヌーヴォーは、総合芸術とみなされ、絵画や彫刻といったファイン・アートのみならず、建築、グラフィックアート、インテリアデザイン、ジュエリー、家具、テキスタイル、食器、照明などありとあらゆるメディアにおいて適用可能な美術様式である。シュルレアリスムと同じく視覚美術であれば、ほぼ全領域おいて適用可能な美術様式であるのが特徴である。
27日 10月 2017
テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859年11月10日-1923年12月13日)はスイス生まれ、フランスのアール・ヌーヴォー画家、版画家。絵に多く見られるモチーフは、彼が大好きだった猫で少女と一緒に描かれる事が多い。