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【芸術運動】フォービスム「内的感情や感覚を色彩を中心に表現」
美術用語 · 07日 6月 2020
フォーヴィスムは、20世紀初頭のフランスで発生した前衛運動のひとつである。 1905年、パリの第二回サロン・ドートンヌ展に出品した画家たちの作品を見た批評家のルイ・ヴォークセルが、その原色を多用した強烈な色彩、また粗々しい筆使いに驚き、「この彫像の清らかさは、乱痴気騒ぎのような純粋色のさなかにあってひとつの驚きである。野獣(フォーヴ)たちに囲まれたドナテロ!」と叫んだ。 これがフォーヴィスムの起源である。
05日 2月 2017
アンドレ・ドラン(1880年6月10日-1954年9月8日)はフランスの画家、彫刻家。 アンリ・マティスやモーリス・ド・ブラマンクとともにフォーヴィスムを創設したメンバーの一人。ロンドンの風景画をこれまでと異なる、大胆で鮮やかな色彩と構図で描いたことで知られる。 フォーヴィズム運動が終了すると、キュビスムやアフリカ彫刻に影響を受け平面的で色彩を抑えた画風に変化。その後、古典回帰の傾向を強め、戦後の新古典主義のリーダーとして活躍し、国内外から高い評価を得た。 ほかに、セルゲイ・ディアギレフのバレエ団で舞台衣装などを手がけて成功した。