24日 6月 2017
《赤いヌード》は1917年にアメディオ・モディリアーニよって制作された油彩作品。モディリアーニの代表作で最もよく複製され、また展示されている作品の1つ。2015年11月9日のニューヨーク・クリスティーズで約1億7000万ドルで落札され、これまでのモディリアーニ作品では最高価格を記録した。購入者は中国の実業家である刘益谦(Liu Yiqian)。
本作品は、1917年にモディリアーニの画商であったレオポルド・ズボロフスキーからの依頼で制作されたシリーズ「ヌード画」の1作品で、同年、ベルテ・ウェイル画廊で開催されたモディリアーニの最初で最後の個展で展示された。2015年11月のクリスティーズの売上記録から、モディリアーニのヌード画シリーズの需要の高さは、ヌードを主題とした近代美術作品の力強さを再確認できたという。