カテゴリ:アウトサイダー・アート



【美術解説】ヘンリー・ダーガー「アウトサイダアートの巨匠」
アーティスト一覧 · 20日 2月 2024
ヘンリー・ジョセフ・ダーガー.ジュニア(1892年4月12日-1973年4月13日)はアメリカの隠遁作家、芸術家、イリノイ州シカゴの病院清掃員。 ダーガーは、死後、ワンルームのアパートで1万5145ページ(世界一だが出版されていないのでギネスに登録されず)のファンタジー小説の原稿『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』と、その小説のドローイングと水彩による挿絵が発見されて有名になり、アウトサイダー・アートの有名な代表例の1つとなった。
【美術解説】マッジ・ギル「迷宮の女主人」
アーティスト一覧 · 11日 2月 2024
マッジ・ギル(1882-1961)はイギリスのアウトサイダー・アーティスト。世界で最も有名なアウトサイダー・アーティストの1人で、多くのアウトサイダー・アーティストと同様に、1961年の死後も名声を得続けている。 ギルは38歳のときに突然デッサンに目覚め、その後40年間に何千もの霊媒主義的と言われる作品を制作したが、そのほとんどが白黒のインクで描かれた。彼女は「ミルニーネレスト」(私の内なる休息)と呼ばれる霊に導かれて描いていると主張し、作品にはこの霊の名前を入れている。 評論家によれば、スピリチュアル系の芸術家によくあることだが、自分の能力や意志で絵を描いているのではなく、霊界からの意思を伝えるための物理的な媒介物と自身を考えていたと思われる。

【美術解説】アドルフ・ヴェルフリ「絵画、テキスト、音楽に彩られた聖アドルフ王国」
アーティスト一覧 · 09日 2月 2024
スイス出身の画家、アドルフ・ヴェルフリは、アール・ブリュットの時代における前衛的なアウトサイダー・アートの巨匠として輝きました。美術には興味を示さなかった彼が精神病を経て絵画の世界に目覚め、その独自の才能を発揮するようになったのは驚くべきことでした。
【美術解説】ルイ・ステール「時を超えた音楽と絵画の探求者」
アーティスト一覧 · 07日 2月 2024
ルイ・アドルフ・ステールは、スイス人画家、グラフィック・アーティスト。一般的にアール・ブリュットの画家として認知されている。音楽家としても活動し、ヴァイオリンを演奏した。母方のいとこに建築家のル・コルビジェがいる。

【美術解説】クラレンス・シュミット「廃材から芸術へ、奇跡を紡ぐ異端の造形家」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
クラレンス・シュミット、アメリカの異端芸術家は、ニューヨーク州ウッドストックのオハヨー山で、拾った物や再利用材料を用いて創造した「山の奇跡」で知られます。奇抜な服装と風変わりな生活スタイルの持ち主で、カウンターカルチャーの象徴とみなされた彼は、光と影の人生を歩みました。1940年から1972年にかけて築き上げた彼の作品群は、火災という試練を乗り越え、再建された。晩年は隣人や家族との紛争、法的な問題に直面しながらも、彼の創作意欲は衰えることなく、1978年にこの世を去るまで続きました。
【美術解説】サイモン・ロディア「天に昇る奇妙な塔の夢」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
サイモン・ローディア、小柄でありながら強靭な心を持つ一人のイタリア移民が、ロサンゼルスの地に永遠の足跡を刻んだ。約7000袋のセメントと壊れた瀬戸物を用い、ワッツ地区に立つ3つの塔を含む複雑な建造物群を33年の歳月をかけて築き上げた。彼の作品は、故郷の宗教行事の記憶を反映し、ナポリ近郊での幼少期の記憶と新天地での生活が交錯する中、人々の嘲笑を超え、アートとして永遠に残ることとなった。

【美術解説】マルティン・ラミレス「マッシュポテトと唾液で作品を制作」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
隔絶された病院の中で、マルティン・ラミレスは静かな革命を起こした。彼はごみの切れ端と食事の残りを使い、独自のキャンバスを作り上げ、その上に魂を描き出した。20年の孤独な歳月の後、彼の手は止まることなく動き、注目すべきドローイングとコラージュを生み出し続けた。その作品は、病院の壁を超え、世界に彼の内なる声を届けるための力強い手段となった。
【美術解説】フランツ・ポール「他者をじっくりと見つめながら自画像を描く」
アーティスト一覧 · 04日 2月 2024
フランツ・ポール、教育を受けずに成長したが才能に溢れ、実業学校の教師から錠前屋まで幅広く活動した人物です。狂乱状態で水路に飛び込んだ後、精神病院に収容され、その場で独特な芸術作品を生み出します。彼の作品は、精神の奥深くを映し出し、後にハンス・プリンツホルンによってファン・ゴッホの作品と比較されるほどの評価を受けました。

【美術解説】アウグスト・ナッテラー「30分で1万ものイメージが点滅!!」
アーティスト一覧 · 02日 2月 2024
アウグスト・ナッテラーは、統合失調症と戦いながら、独特の芸術世界を築いたドイツの画家です。彼の人生は、才能に溢れた冒険家から、深刻な精神的苦悩に見舞われた存在へと一変しました。特に1907年に体験した「最後の審判」と称される幻覚体験は、彼の芸術に深い影響を与え、神秘的なメッセージを込めた緻密なドローイングを生み出すきっかけとなりました。これらの作品は、精神疾患とアートの関係性を探求する文献にも取り上げられ、後世に大きな足跡を残しました。
【美術解説】ジョン・ブニオン・マリー「文盲から生まれた独自のスタイル「霊文字」」
アーティスト一覧 · 02日 2月 2024
彼の人生は孤独と深い霊性に満ちていました。彼の「霊の書」と呼ばれる作品群は、文盲であったにも関わらず、神秘的な言語とカリグラフィーで表現され、その独特のスタイルは多くの人々を魅了。マリーの生涯と作品は、アウトサイダー・アートの中でも特に注目に値するものです。

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