【美術解説】ナンシー・スペクター「グッゲンハイム美術館主任キュレーター」

ナンシー・スペクター / Nancy Spector

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館キュレーター


概要


生年月日 1939年
国籍 アメリカ
職業 キュレーター

ナンシー・スペクター(1939年生まれ)は、アメリカのキュレーター。ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館のチーフクレーター。元ブルックリン美術館のチーフ・ 

キュレーター。

 

2017年、ホワイトハウスとトランプ大統領はグッゲンハイム美術館のコレクションであるヴァン・ゴッホの作品《雪景色》の貸付を依頼したが、チーフ・キュレーターのスペクターが拒否、代わりにマウリツィオ・カテランの18金の便器作品《アメリカ》の貸し付けを提案したことで話題になった。

 

スペクターは、1981年にサラ・ローレンス大学哲学科で教養学士を取得、1984年にウィリアムズ大学で学芸修士を取得、1997年にニューヨーク市立大学大学院センターで美術史の修士を取得。

 

1989年からグッゲンハイムのキュレーターとして活動している。これまで、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館ではフェリックス・ゴンザレス・トレス、マシュー・バーニー、リチャード・プリンス、マリーナ・アブラモヴィッチ、ルイーズ・ブルジョワとなどの芸術家の展示のキュレーションを担当している。

 

 

2014年に彼女は、『Artnet』の企画「アート・ワールドで最も重要な女性の25」の一人として挙げられ、また『フォーブス』誌は40歳以上の注目の女性の1人として挙げた。

マウリツィオ・カテランとナンシー・スペクター。
マウリツィオ・カテランとナンシー・スペクター。