ジョック・スタージェス / Jock Sturges
青年期のヌードや家族の写真で物議をかもす写真家
概要
生年月日 | 1947年生まれ |
国籍 | アメリカ |
表現媒体 | 写真 |
ジョック・スタージェス(1947年生まれ)はアメリカの写真家。青年期のヌードや自身の家族を撮影したモノクロ写真作品で知られている。
スタージェスは1947年にニューヨークで生まれた。1966年から1970年までスタージェスはロシア語の言語学者として米国海軍に勤めた。
マールボロ大学で知覚心理学や写真の美術学士を取得し、サンフランシスコ芸術研究所で写真の美術学士を取得する。
スタージェスが主題とするのは、北カリフォルニアのコミューンやフランスのモンタリーブにある大西洋沿岸の自然リゾート地CHMモンタリーブで撮影した青年期のヌードや家族の写真である。
また、彼の被写体の多くはカリフォルニア人のミスティ・ドーンで、スタージェスは彼女の幼少期から20歳までのポートレイトを撮影し続けた。
スタージェスはおもに大型の8x10インチ形式のビューカメラを利用する。 彼はデジタル写真を撮影することもあったが、どちらかといえばプリント作品の方を好んだ。
彼の作品はその主題内容によりアメリカ国内でよく物議をかもす。1990年にはサンフランシスコのスタジオがFBIにより強制捜査され、ネガや機器が押収された。その後、大陪審は児童ポルノに該当しないと不起訴にした。
1991年に出版した子どもと大人の両方のヌード作品を収録した初作品集『The Last Day of Summer』や1994年に出版した作品集『Radiant Identities』は、1998年にデビッド・ハミルトンの『The Age of Innocence』とともにアメリカの州の多くで児童ポルノに該当すると物議をかもした。
■参考文献
・https://en.wikipedia.org/wiki/Jock_Sturges、2019年8月10日
・http://www.artnet.com/artists/jock-sturges/、2019年8月10日
・https://www.artsy.net/artist/jock-sturges、2019年8月10日