【アートモデル】イザ・ボウマン「演劇版でアリスを務めたキャロルのモデル」

イザ・ボウマン / Isa Bowman

演劇版でアリスも務めたキャロルのモデル


演劇版『不思議の国のアリス』のイザ・ボウマン
演劇版『不思議の国のアリス』のイザ・ボウマン

概要


生年月日 1874年
死没月日 1958年
国籍 イギリス
関わりのある芸術家 ルイス・キャロル
関連サイト 『ルイス・キャロル物語』
配偶者 ジョージ・レジナルド・バッカス

イザ・ボウマン(1874-1958年)はイギリスの女優。ルイス・キャロルの友人で彼との思い出について書いた書籍『ルイス・キャロル物語 不思議の国の現実のアリスから若い人たちへ』を出版している。

 

彼女は1886年に『不思議の国のアリス』の舞台版に脇役で出演、1888年の再演時はアリス役で出演した。彼女は15歳から19歳までチャールズ・ドジソンのもとに訪れ、交流している。キャロルは1888年7月にオックスフォーズへ訪れたイザについて記述しており、彼女は回顧録で彼の記述を転載した。

 

ドジソンはイザをイギリスの舞台女優のエレン・テリーに紹介し、イザは演劇を学ぶことになったという。ルイス・キャロルが1889年に出版した最後の小説『シルヴィーとブルーノ』に彼女の名前がアクロスティック表現(縦読み)であらわれる。

 

Is all our Life, then, but a dream

Seen fainly in the golden gleam

Athwart Time's dark resisless stream?

 

Bowed to the earth with bitter woe,

Or laughing at some raree-show,

We flutter idly to and fre.

 

Man's little Day in haste we spend,

And, from its merry noontide, send

No glance to meet silent end.

 

イザは1899年にジャーナリストのジョージ・レジナルド・バッカスと結婚。1899年から1900年にバッカスは彼女の伝記小説を出版した。

 

イザ・ボウマンは音楽教師チャールズ・アンドリュー・ボウマンの娘である、彼女にはエンプジー、ネリーズ、マギー、ボーマンの姉妹がおり、みな舞台女優になり、ドジソンとも親しかった。マギーの義父のウィリアム・モートンによれば、姉妹は皆幼少時から女優を目指していたという。