ハンター・バイデン個展「Haiku」
ハンター・バイデンは今や俳句の王様だ
日本の詩を題材にした作品シリーズ
2022年12月、ジョー・バイデン米大統領の次男のハンター・バイデンの最新個展「Haiku」が、ニューヨークのソーホーにあるジョルジュ・ベルジェ・ギャラリーで開催された。
昨年2021年10月、ロサンゼルスで開催されたハンターの初個展では、招待客のみであったのに対し、今回の個展「Haiku(俳句)」は一般に公開されている。
カラフルな花や木をモチーフにしたハンターの新作は、これまでのようなインクによる抽象画ではなく、すべてキャンバスに筆で描かれたものだという。
エレガントな作風で、その制作プロセスは非常に複雑で、それぞれの作品には裏面に俳句が書かれている。
ハンターと妻のメリッサ、息子のボーくんは「Haiku」のオープニングに、友人と家族限定の鑑賞会で参加し、日本の詩を題材にしたシリーズの作品の中で、どのようにレイヤーや斑点を作ったかについて説明した。
ギャラリストのベルジュ氏によれば、これらの絵画は、ウクライナや中国との金融取引に関する継続的な調査に巻き込まれているバイデンにとって、「自己反省」の一形態であると述べている。
作品価格は家一軒分
ギャラリーによれば、ユポ和紙に描かれた57×98インチの無題のマスタード・イエローの花の絵が売れたという。
バイデンの新作は、5万5000ドルから22万5000で販売されているという。これは、家一軒分の値段で、すでに2人の買い手が付いているという。
なお、2021年10月1日、ニューヨーク・ポスト紙は、ベルジェが主催するのロサンゼルスでのポップアップ展示会のオープニングの前に、ハンターのオリジナル版画5点が、1点7万5千ドルで落札されたと報じている。
ハンターはいつも芸術家
ベルジェ氏は次のように述べる。「みんなにハンターの芸術を見てもらいたい 。初個展は成功した。あの個展では希望通りのものになった。今回の個展で、ハンターはより強い自信を見せている」。
ベルジェは、ギャラリーの地下にハンターが20年以上前に制作した絵が数点あると話しており、これこそがハンターが人生の大半を芸術家になるために努力してきた証拠だという。
「ハンターはいつも芸術家だ」とベルジェは話す。「違いは、ハンターが生涯を芸術に捧げてきたのに、人々はハンターは芸術を始めたばかりだと誤解していることだ。でも、自分で絵を描くことと、「これからは芸術家に徹するぞ」とは違うのです」。
■参考文献
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・https://nypost.com/2022/12/10/nyc-gallery-unveils-new-hunter-biden-paintings-in-public-show/