【美術解説】エドワード・スタイケン「ファッション写真の父」

エドワード・スタイケン / Edward Steichen

ファッション写真の父


《American Vogue, December 1923》1923年
《American Vogue, December 1923》1923年

概要


生年月日 1879年3月27日
死没月日 1973年3月25日
国籍 アメリカ
表現媒体 写真、ファッション
ムーブメント ピクトリアリズム

エドワード・スタイケン(1879年3月27日-1973年3月25日)はルクセンブルク生まれ、アメリカ人写真家、画家、キュレーター。1900年からアメリカ国籍となる。

 

スタイケンは、1903年から1917年までアルフレッド・スティーグリッツが編集していた雑誌『カメラ・ワーク』で、最もよく特集された写真家である。スティーグリッツとともに「フォト・セセッションの小さなギャラリー」、のちのギャラリー「291」を設立。

 

1911年に雑誌『アート・デ・デコレーション』誌に掲載されたスタイケンの写真は、最初の近代ファッション写真とみなされている。

 

1923年から1938年まで、スタイケンはコンデナスト・パブリケーションズ発行の雑誌『ヴォーグ』や『ヴァニティ・フェア』などで活躍し、またジェイ・ウォルター・トンプソンをはじめ多くの広告代理店と仕事を行う。この時期にスタケインは、世界で最も有名な高額写真家として知られるようになった。

 

1944年にスタイケンは、戦争ドキュメンタリー映画『ファイティング・レディ』を制作し、1945年にベスト・ドキュメンタリー・アカデミー賞を受賞。

 

1947年から1961年までスタイケンは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の写真部門のディレクターを務める。1955年にMoMAでスタイケンは、写真の展覧会「ファミリー・オブ・マン」を企画・開催する。この展覧会には900万人以上が来場したという。

『アート・デ・デコレーション』1911年
『アート・デ・デコレーション』1911年

略歴


■参考文献

Edward Steichen - Wikipedia