サルバドール・ダリの作品一覧
最初期の作品や最後の作品などあまり紹介されないダリの作品を紹介します。代表作はこちら。
さまざまなダリの作品
《フィゲラス付近の風景》は、1910年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。ダリの最も初期の作品の1つとして知られており、6歳のときに描いたものである。14 cm ×9 cmのポストカードサイズの小さな作品。(続きを読む)
《パンの籠》は1926年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。テーブルに置かれた籠の中にある4枚にわけられたパンを描いた静物画である。のちのシュルレアリスム作品と異なり、ダリのアカデミックな絵画技術の高さを示した敬虔な作品である。(続きを読む)
《欲望の謎-わが母、わが母、わが母》は、1929年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。《大自慰者》のプロトタイプ的な作品。1929年に開かれたダリの初個展で展示、売買された。タイトルは、1917年のトリスタン・ツァラの詩から引用されている。(続きを読む)
《部分的幻覚-ピアノの上に出現したレーニンの6つの幻影》は1931年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。シュルレアリストの多くがマルクス主義に傾倒していくなかで、レーニンは特別な存在となっていた。(続きを読む)
《燃えるキリン》は1937年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。青い女性が特徴の絵となっている。深い青空と夕暮れが一体化したような不思議な空模様となっている。女性の背景にはタイトルの「燃えるキリン」が示すように、燃えているキリンが歩いている。(続きを読む)
「白い恐怖」は1945年にアルフレッド・ヒッチコック監督によって制作されたサイコスリラー映画だが、この作品の制作背景にダリが協力している。ダリはこの映画のために5つの背景スケッチを制作している。(続きを読む)
《球体のガラテア》は、1952年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。各球体は亜原子粒子であり、絵画全体としては、ルネサンス美術と原子理論と物質の究極の不連続性を融合した表現であるという。(続きを読む)
《システィーナの聖母》は、1958年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。近くで見ると擬似灰色の抽象画。2メートル離れるとラファエロの《システィーナの聖母》、そして15メートル離れると長さ1.5メートルの天使の耳になる絵画。(続きを読む)
《亡き兄の肖像》は、1963年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。ダリの両親は、同名の兄が早死したため、兄の生まれ変わりとみなしたダリを可愛がった。しかしそのことはダリにとって複雑な感情を抱かせた。(続きを読む)
《魚釣り》は1966年から1967年にかけてサルバドール・ダリによって制作された油彩作品でダリの最後のマスターピース。絵には激しい闘争をする複数の男性と大きな魚が混沌とした状態で描かれている。中央の男が持つ黄金のナイフを魚に突き刺すと、青い海が血で赤く変化する。(続きを読む)
《ツバメの尾》は1983年5月に制作されたサルバドール・ダリの最後の油彩作品。ガラが亡くなった1年後に「これが最後の絵だ。」と話して描き上げた作品で、そののち、死ぬまでダリは絵を描いていない。(続きを読む)
《かたつむりと天使》は1977-1984年、ダリの晩年期に制作された彫刻作品。ダリはスピリチュアル的な師匠であったジクムント・フロイトを訪ねる。そのさい、フロイトの家の外で自転車に張り付いていたカタツムリにインスピレーションを受けて制作したのが本作である。(続きを読む)
『デスティーノ(運命)』は2003年に、サルバドール・ダリとウォルト・ディズニー・カンパニーのコラボレーションとして制作された約6分の短編アニメーション作品。時間の神クロノスと恋を探しているダリアという少女のラブストーリー。(続きを読む)