窓辺の少女 / Girl At A Window
絵画内容と鑑賞者の関係
概要
作者 | サルバドール・ダリ |
制作年 | 1925年 |
メディウム | カンヴァスに油彩 |
サイズ | 105 cm x 74,5 cm |
コレクション | ダリ劇場美術館 |
《窓辺の少女》は、1925年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。モデルは当時ダリのモデルであった妹のアナ・マリア。カダケスにあったダリ家の休暇用の家の窓辺にもたれかかり、なにか物思いにふけっている姿を描いている。
ダリとマリアは長い間、特に母が死去してから非常に親密な関係にあり、ダリは妹を母親の代替のように接していた。1929年ガラが現れるまでの唯一の女性モデルだったという。
開かれた窓にもたれかかる主題は、西洋美術史において頻繁に描かれている。窓越しに見える風景は、額に入れられた絵画を表すもので、窓辺に配置される人物は絵を見ている人物のことを表している。ダリの視線と妹の視線が一緒になっているわけである。