ミスター・ブレインウォッシュ / Mr. Brainwash
バンクシーにプロデュースされたストリート・アーティスト
概要
生年月日 | 1966年 |
国籍 | フランス |
活動基盤 | ロサンゼルス |
表現形式 | ストリート、版画、写真加工、社会活動 |
ムーブメント | ポップ・アート、ストリート・アート |
関連人物 | バンクシー、シェパード・フェアリー、マドンナ |
ミスター・ブレインウォッシュはロサンゼルスを基盤として活動するフランス人ストリート・アーティスト。
2010年にバンクシーが監督した映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』でバンクシーに撮影された男性として知られている。本名はティエリー・グエッタ。
ジョン・レノンやビリー・ホリデイなど、著名なアーティストをアイコンにしたアート作品で知られている。2009年にマドンナは自身のアルバム『セレブレーション』のカバーアートとしてグエッタのマリリン・モンローを主題とした作品を利用した。
グエッタはもともと古着屋のオーナーで、アマチュアの映像作家だった。いとこのストリート・アーティストであるインベーダーをきっかけにストリート・アートに関心を持ちはじめる。
2000年代のストリート・アートシーンを記録撮影していたが、バンクシーのすすめで数週間後、彼自身もストリート・アーティストに転身する。この経緯は映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』に収められている。
多くの批評家たちは、ウォッシュバーンはバンクシーのコンセプトやスタイルをかなり模倣していると認識しており、また、グエッタの存在はバンクシーによって緻密に計画されたやらせ的なアーティストであると見なされている。
しかし、バンクシーは公式サイトで『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』はやらせではなく正真正銘のドキュメンタリーであり、グエッタはおふざけではないと主張している。
ウオッシュバーンの作品は、2008年6月18日、カリフォルニア州ロサンゼルスで自己資金によるデビュー個展『Life Is Beautifu』で展示された。過剰な宣伝や加熱したストリート・アート市場、またバンクシーやシェパード・フェアリーらの推薦の乱用のおかげで、来場者は約5万人にのぼり、ロサンゼルスの人気雑誌「LA Weekly」の表紙を飾るなど多くの注目を集め、総額5桁の売上を記録し、大成功に終わった。
翌年にマドンナの『セレブレーション』のカバーアートに作品が使用されたほか、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやザ・ブラック・キーズ、リック・ロスなど、多くの有名ミュージシャンたちが彼にジャケットデザインを依頼している。
2013年10月サーチ・ギャラリーで、グエッタはベン・ムーアによるキュレーション展「アート・ウォーズ」に参加。グエッタはストーム・トルーパーのヘルメットを改造したアートを出品した。
■参考文献
・https://en.wikipedia.org/wiki/Mr._Brainwash 2019年1月29日
・https://newyorkgallery.jp/?mode=cate&cbid=2389539&csid=1&sort=n 2019年1月29日
■画像引用
※1:https://www.amazon.co.jp/CELEBRATION-MADONNA/dp/B002HNA95E 2019年1月29日
※2:https://newyorkgallery.jp/?mode=cate&cbid=2389539&csid=1&sort=n 2019年1月29日