宇野亜喜良「定本 薔薇の記憶」
宇野亞喜良のルーツを知るためのエッセイ集
概要
「定本 薔薇の記憶」は、2017年5月19日に発売予定の宇野亜喜良のエッセイ集。
宇野亜喜良は、寺山修司が主宰した劇団《天井桟敷》のポスターやマックスファクターをはじめとする広告のアートディレクションで60年代のアングラムーブメントで一世を風靡する。ムーブメント終了後も、常にイラストレーションの第一線で活躍し、傘寿を過ぎてなお精力的に活動を続けている。
本書は60年代から宇野が書き続けているエッセイを1冊にまとめた『宇野亜喜良全エッセイ・薔薇の記憶』(東京書籍、2000年)を初めて文庫化したものである。
華麗で流麗な絵の世界にも通じる、宇野独特の文体で、コクトー、ゴッホ、春信など画家にまつわる考察から映画、暮らしの断片までが綴られている。
文庫化に当たっては、一部改稿のうえ、新たに『俳句四季』誌のカラー連載「メルヘン句楽部」を巻頭口絵に、『月刊てりとりぃ』連載の「話の横道」を巻末に掲載し、美麗なイラストレーションも楽しめる1冊に再構成した。著者自装。
解説:阿川佐和子
《内容》
カラー口絵 メルヘン句楽部
I ポンティの椅子
II 憧れの悪漢生活
III ルナティック日記
IV ハワイからの手紙
V 話の横道
商品情報
文庫: 410ページ
出版社: リットーミュージック (2017/5/19)
言語: 日本語
ISBN-10: 4845630435
ISBN-13: 978-4845630431
発売日: 2017/5/19