山田彩加 / Ayaka Yamada
生・死・生成・分解を通じて「命の繋がり」を表現
概要
生年月日 | 1985年生まれ |
国籍 | 日本、愛媛県出身 |
職業 | 画家、リトグラフ作家 |
公式サイト | https://ayaka-yamada.jimdo.com/concept-japanese/ |
山田彩加(1985年生まれ、愛媛県出身)は日本の画家、リトグラフ作家。東京藝術大学、同大学院卒業。
山田の制作コンセプトは「命の繋がり」であるという。宇宙の誕生から過去・現在・未来すべての時間と空間の中で生じる命の連鎖を1つのキャンバス上で表現している。
植物と人間が融合した人物描写が多く(猫のようなものもいる)、毛細血管と植物根をサルバドール・ダリのダブル・イメージのような手法で描いているが、これは大学一年生のときに受講した美術解剖学で生物間による形態の類似性に感銘を受けたためである。なかでも、血管・毛細血管と植物根の類似性の発見は山田に影響を与えた。
生成と分解などの変成や時間を象徴する「時計」や、繋がりを象徴する「鎖」などが唐突に配置される。
一見すると銅版画に見えるモノクローム風の作品は、実際はリトグラフであり、ダーマトグラフ(油性のリトグラフ用鉛筆)による手描きで制作されている。
当初は水彩やアクリル絵画・油彩や鉛筆を使って具象絵画を描いていたが、リトグラフに出会ってから大きく表現の幅を広げるようになった。鉛筆デッサンでは得られない、リトグラフのダーマトフラフ鉛筆独特の強い線とモノクローム表現に無意識からの思いがけない表現が生まれる可能性を感じたという。