【美術解説】クラウス・ビーゼンバック「MoMAチーフキュレーター」

クラウス・ビーゼンバック / Klaus Biesenbach

MoMA PS1館長 MoMAチーフキュレーター


概要


クラウス・ビーゼンバック(1967年生まれ)はドイツ人キュレーター。MoMA PS1館長、およびMoMA本館のチーフキュレーター。ベルリンのKunst-Werke現代美術研究所の設立者。


1991年にベルリンでKunst-Werke現代美術研究所を設立。また1996年にベルリン・ヴィエンナーレの創立にも携わり、以後両方の企画を担当。


ビーゼンバックの卓越したマネジメントとリーダーシップのもとで両方の機関は始動し、現在は連邦および州が管理する芸術機関となった。


1996年にビーゼンバックはMoMA PS1のキュレーターとして参加。当時のMoMA館長のラナ·ハイスがビーゼンバックをパートタイムで雇用することにし、ベルリンの仕事との掛け持ちを認めた。


2004年にはMoMAの映像メディア部署のキュレーターに任命される。2009年には美術館の芸術品の収集や保存業務に携わる。またパフォーマンス・アートの展示にも力を入れ、特に2010年のマリーナ・アブラモヴィッチの回顧展でチーフ・キュレーターとして大役を果たした。2015年にはビョーク回顧展のチーフ・キュレーターを務めた。